認知症予防と間違い探し


知の種が制作・公開している認知症予防動画の中でも、間違い探しが1番人気です。

間違い探しは、主に絵などで、2つのものを比較して異なっている部分を探すわけですが、脳の中でどのようなことが行われているのでしょうか。

 

間違い探しvol24|知の種の無料プリント

 

人は、目から入った情報が後頭葉から送られ、記憶と照合された結果が頭頂葉で統合されて、見たものが何なのかを判断し記憶しています。

従って、見たことが無いものは、記憶に留めることは出来ますが、それが何なのか判断することは出来ません。

 

さらに、見たもの全てに対してこの処理が行われているわけではなく、気を払って見たものに対して行われています。

目の前をただ通り過ぎるものが記憶に残らなかったり、残り難いのはこの為です。

 

しかし、視覚と記憶に問題なく気を払って見ることが出来ても、間違い探しは完遂出来ませんよね。

 

注意力と空間認識能力

機能的な問題で次に挙げられるのは、注意の切り替えや分割と空間認識です。

 

認知症予防と間違い探し

 

注意の切り替えとは、何に気を払って見るのか対象物を瞬時に変えていくことを指します。

 

注意の分割は2つ以上の物事に対して、同時に気を払うことを指します。

 

100%の注意をAとBに対して、同時に払うことは出来ず、比率は例えになりますが50%ずつで見るという具合です。

50%で漫然と見比べるだけでなく、その中の違いを探していく部分が注意の切り替えです。

 

 

空間認識は、視覚も含め感覚器からの刺激を統合して空間をきちんと把握出来るか、という部分です。

 

認知症の有無の鑑別では、時計や透視立方体を模写する中で、空間認識やそれを構成するものを抽出できるかテストされます。

上記のことは、特にアルツハイマー型認知症では、初期や進行に伴い発現するもので其々、注意・観察力・理解力の低下、短期記憶障害、失認と言います。

これらは認知症の中核症状で症状そのものである為、アルツハイマー型認知症の方は脳機能的に苦手、若しくは不可能になります。

 

普段意識していないであろう何気ないことが、実は高度な脳機能で処理されているのですね。

 

 

頭の体操で脳機能へアプローチ

 

認知症予防と間違い探し

 

前述した脳機能に対して刺激を与えることは、低下しやすい脳機能にアプローチすることを意味しており、間違い探しは多くの部分に刺激を与えるので、頭の体操として有用で、認知症予防になる可能性が高いと思われます。

 

それ以外の間違い探しの利点は、

1. 特別な物は必要無く思い立ったらその場で行えること

2. 行う上で時間や場所を取らないこと

3. 1人でも行えること

4. 煩雑なルールが無く誰でもできること

5. 難易度を調整出来ること

が挙げられます。

そして、見つけた時の達成感と自信の形成や、その時間を無為に過ごさないことから、退屈をしないのも副産物です。

 

間違い探しをしたくなりませんか?

知の種では、間違い探しだけでも、たくさんの種類を準備しています。

 

 

 

認知症予防の為にも日常的に頭の体操をしたいですね。


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